Archive for 8月 10th, 2012

最愛の猫の死、そして動物病院を選ぶということ

金曜日, 8月 10th, 2012

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本日午前7時30分、飼い猫のユキちゃんが永眠いたしました。
好奇心旺盛で人見知りをしない猫でした。残念であります。

2003/4/7-2012/6/6 PM7:30
ブンブン2世
2003/4/7-2012/8/10 AM7:30
ユキちゃん2世

兄弟でした。慢性口内炎により長期的に健康を害していたようです。

今までに飼っていたネコの種類と死因を列挙しておきます。

 名前・種類・死因
 トム・シャム・交通事故
 トム2世・シャム・食あたり
 ブンブン・チンチラ・老衰
 ユキちゃん・タキシードキャット・老衰
 ハヤちゃん・雉ネコ・喉の病気

過去に、私が多くの情報を元にとある病院で「慢性の口内炎に対し根治の為に全抜歯」を依頼したのでありますが、その先生は驚いた顔で「そんな可哀想なことは出来ない」と言われたのであります。
一般の人が驚くのは止むなしだと思いますが、猫は本来は丸呑みで食事をする動物であり、特に狩や縄張り争いを必要としない室内飼の猫にとって歯(牙であり人間のような臼歯はない)は無くても大きな問題は無いと言う情報もあるようです。
であるなら歯が無いことよりも、むしろ口内炎が原因で他の病気になる可能性のほうが猫にとってリスクがある訳でして。
それ以前に根治の為には全抜歯ぐらいしか治療法もないわけで
それは重々解っていたのですが、病院の「かかりつけ」や「先生の意見は正しい」という妙な概念に縛られて他の病院を利用するという判断が出来ませんでした。
今も何所かで可愛がられているであろう愛猫のために、そしてその飼い主の為に、これだけは言って置かなければならないことがあります。

疑問を感じたら「かかりつけ」や「先生は正しい」の概念を捨てる事、そして病院を利用する時は「念のため複数」で受診する事。セカンドオピニオンは飼い主の義務であり同時に権利です。

残念ながら、私はその責務を果たせなかったようで、これがひどく悔やまれる次第。
まあ、人間の病気の時でも病院を複数回って「九死に一生を得た」という話もあるぐらいですからねえ。よく考えれば、処世術レベルの基本的な事ですね。
あくまで私の感覚ですが、個人経営の病院で、年配の先生のいる病院は、最新の医療知識を知り得てない可能性が少なからずありますので、心配な場合は年齢層が比較的若い医師がいる動物病院も同時に受診するほうが無難です。
可能であれば、何か理由をつけてセカンドオピニオンとして他の医師への紹介状を書いてもらったほうが、余計な金銭的負担が減るかもしれません。
人間の場合でも病院選びの一つの基準として40歳前後の脂の乗った先生を評判を聞いて指名で頼るのがベストと言われているようですしねえ。
酔っ払いの戯言で多くの猫に長生きのチャンスが得られん事を願うばかりです。

今回は、病院を複数受診するという事が出来なかった自分が甘かったと思います。
それでは皆様。よき週末を。