今回も前回に引き続きぜんまいのレトロ玩具です。
その名もタル乗り親子パンダ
たる乗り回転歩行、となると曲芸パンダのようですねえ。
４つの目に睨まれて、場合によっては泣き出す子供もいるのではないでしょうか？親子である必要性は感じないのですが。
なお、この箱の固定に使われている型紙は何か別の商品の外箱を再利用したもののようです。 コンドールマンと書かれていますことから、この商品が昭和５０年より後の物である事がわかります。このコンドールマンというのは「憎むな、殺すな、赦しましょう！」あの月光仮面の川内 康範先生の作品なのですね。古い話しです。
ゼンマイ
タル乗り
親子パンダ
タルが回転して歩行します。
ＫＹ
確かに当時はパンダが流行っていたような気がしますが。まずは下に動画がありますのでご覧下さい。
予想外に良い動きです。タルの重心が定まらないのか左右にフラフラと危なげに動きます。その予測不可能な不安定な動きが「タル乗り」を表現するためにわざわざ計算されたものであるようですね。奥の深い玩具だったようです。今回は昭和の玩具職人の気骨を感じる一品でした。