酔っ払いの戯言

今回のタイトルは「男の世界」
さて、そうは書いてみたものの、これはブロック玩具ですね。男の世界というのはそのブロック玩具に描かれた絵のタイトルです。

電飾トラックを模していることから「トラック野郎」が流行した頃の製品であると推測されます。トラック野郎と言えば「ものの弾みで生まれつきぃ、ものの弾みで生きてきたぁ」で有名な 星桃次郎とやもめのジョナサンの名コンビが思い出されます。今となっては絶滅の危機に瀕しておりますデコトラ（電飾トラック）、今の子供がデコトラを見てカッコイイと思うとは思えませんが。当時の子供は大変に憧れ、デコトラのトラック模型などが世の中に溢れかえり、夜中に親の目を盗んで部屋で走らせて遊んだものです。

男の世界
予備知識がなければ「なんだこれ？」となってしまいますが、滝を登る鯉を捕まえる金太郎は立身出世を象徴し、それは江戸時代から伝わる伝統的なモチーフなのだそうです。

ちょっと太りすぎのような気もしますが。

男一匹一人旅
日本一
トラックのイメージとは裏腹に帽子をかぶった普通っぽい人が運転しています。

出世街道
北海道
東京
大阪
九州
ナンバーは品川です

よく見ると子供が運転しているようです。

反対側はシースルー

この荷室は取り外しが可能なようです。芸が細かい。

これが中身のブロック。今は見ませんが、なんとなく記憶にありますね。

車体裏のシャーシも忠実に再現されています。この辺りの芸の細かさがメイドインジャパンを感じさせますねえ。
当時、世界の工場として急成長していた日本。その高度経済成長を背景に日本国中をデコトラが駆け回っていた時代を懐かしく思い出します。現代ではデコトラに乗って納品したら場所によっては出入り禁止になりそうですが、当時はいろいろ許容されていた時代だったのですねえ。